投資の鉄則①長期投資をしよう!!
皆さんの中で投資と言えばどんなイメージがあるでしょうか??
複数のパソコンの画面を見ながら、たくさんのチャートを駆使して、高速で売買を行う姿を想像する方もいると思います。
確かに、そういった類いの株式売買を行っている方もいるかも知れません。
しかし、それは投資ではなく投機的な取引で不確実性の高い取引になっています。
今日は、長期投資が投資の鉄則のひとつであることを説明します。
目次
長期投資のメリット
長期の保有によりパフォーマンスのばらつきを平準化できる。
例えば、サイコロを連続で2回振るとすると連続で1が2回連続で出てしまうことってありますよね。しかし、サイコロを100回連続で投げて、100回連続で1を出す事って天文学的な確率になってくると思います。
サイコロの目で1が出る確率は1/6ですが、たった数回の試行では、1が連続しまい短期的に1/6という確率を越えてくる場合がありますが、試行回数を増やしていくと徐々に確率1/6に収束していきます。小学校で習ったと思います。
これは投資の世界でも同じで、ちょうどリーマンショックが起きる直前に投資を始めた人と、アベノミクス相場が始まる直前に投資を始めた人では、短期的なパフォーマンスは大きく異なります。
1999年末から3年間の日経平均の成長率は、年平均約ー23%に達するにのに対して、2011年末から投資を始めた場合年平均約+28%の成長を見せています。
ちょうど株が上昇局面のときのみ投資を行うことができればいいのですが、上昇局面がいつ終わるかは誰にもわからないので、長期投資を行い、景気が悪いときもいいときもリスクが平準化できるようにするのが大切なのです。
手数料負担が少ない
手数料は取引をする度にかかるコストです。
短期トレードでは、必然的に売買回数が増加してしまうため、その度に、手数料を支払う必要があります。
1回の手数料はたかがしれていますが、塵も積もれば山となります。
1回手数料が300円のトレードを1日に3回するとします。
そうすると1日で900円、1週間で4500円の手数料となり、1ヶ月では1万8000円の手数料に、年間では21万6000円になります。私の1ヶ月分の所得を超える手数料を支払う必要が出てきてしまいます。
さらに、手数料の怖いところは損をしたしたトレードでも支払う必要がでてくることです。短期の売買では、損切りは当たり前のように頻発します。ただでさえ、損をしているのに、手数料も払うというのは効率悪くないですか?
長期投資なら、売買回数を少なく抑えることができるので、短期トレードより手数料を抑えることができます。
時間をとられない
このメリットは非常に大きいです。
日中働いている私たちはそもそも短期トレードしている時間なんてありません。
家庭を持っている方は尚更です。
長期投資では土日等を使ってしっかりメンテナンスをすれば、あとはほとんど放置でも大丈夫なのはいいところですね!!
自分の時間をしっかりと確保することができます。
長期投資のデメリット
資産形成に時間がかかる
長期投資なので読んで字のごとく資産形成に時間がかかります。
一時期のビットコインのように1年で資産が数倍になるということは基本的にありません。
今すぐお金持ちになりたいよという方は宝くじでも買いに行った方がいいと思います。
コツコツじっくりと着実に資産形成を行うことが長期投資になります。
基本的につまらない
長期投資って基本的につまらないです。メリットで説明したように、リスクを減らして、堅実な資産運用を目標にするのが長期投資ですから。
動きは小さいし、基本放置ですから。
派手さもなく、コツコツと地味に続けることができるのかというのが長期投資のポイントになります。
まとめ
長期投資を行うことで短期的なリスクの変動を平準化することができ、着実ながらゆっくりと資産形成をすること可能です。また、一度運用方針を策定できれば基本的に定期的なメンテナンスを除き、放置で大丈夫です。私たちの様な日中働いている人にぴったりです。
しかしながら、長期で資産を形成することが目標になるので、今すぐお金持ちになりたいという方には向かない投資方法です。