オススメは米国株！！その理由を紹介します！！

前回記事では米国株式の1981年から2019年までの成長率を計算しました。

その成長率はなんと、脅威の年平均約10％！！

日本株式と比較してみると、バブル崩壊の影響を強く受けてしまった日本株式に対し、リーマンショックなど経ながらも、堅実に良いパフォーマンスをあげているいることが分かってもらえたと思います。

本日はそんな米国株と日本株の比較を行っていきたいと思います。

目次

米国株と日本株の徹底比較

 配当増配年数

 25年連続で増配をしている株式銘柄を「配当貴族」、50年間連続配当を出している株式銘柄を「配当王」と呼ぶことがあります。

現在、日本株および、米国株に「配当貴族、「配当王」はどれ位あるのでしょうか？？

・日本株

配当貴族・・・１社

配当王・・・０社

配当貴族は、連続増配年数が一番長い日本企業は「花王」です。

連続増配は30年です。2位と10年近くの差がついてしまいました。日本の企業の多くは少しでも景気が悪くなると、減配を行ってしまうのです。

・米国株

配当貴族・・・100社以上

配当王・・・約30社

と日本と圧倒的な差です。企業名でいえば、世界中の誰もが知ってる「コカコーラ」の連続増配年数はなんと58年、皆さん家庭で使っている方も多いかと思います「P&G」プロクター・アンド・ギャンブル社は連続増配なんと64年です。私の父親よりも年上です。

「P&G」は私が生まれる遙か前、私の親世代が生まれるころから連続増配を保っています。

以上、見て頂いたとおり。配当面では圧倒的に米国株が優れています私が米国株を押す最大の理由です。なんせ、あの、リーマンショックのような、全世界が大不況になってしまうような時期でさえも減配どころか増配をしているのです。

ということはこれから先も、増配or最低限現状維持をする企業が日本より多いだろうと考えられます。不況時にもしっかり配当が得られるということは、得た配当金で安く多くの株を新たに購入できるメリットもあります。

米国に連続増配企業が多いのは、株主に対する企業姿勢が日本と大きく異なることです。米国では減配をし、株主の利益を損なうような経営者は無能のレッテルを貼れるような考え方があります。それに比べ日本では、株主どころか、社員のことも考えず、自分の事しか考えないような、経営者が多く、成長も望めないのかも知れません。

もちろん日本でもしっかりと成長し株主や社員に還元を行っている企業もたくさんあります。

税制面

続いて、税制面です。

日本株は約20％の税金が売却益、配当金に課せられます。

米国株は米国現地で約10%課税され、さらに日本で約20%の課税がされるので合計約30%の課税がされてしまいます。米国課税分の約10％は確定申告によって一部返ってきますが、単純に税制面だけ見れば、日本株の方が優位にあるといえます。

為替

米国株を買うときはドルだ建てでの決済となるので、円安になれば株価に変化がなくても、日本円換算では資産が増加します。逆に円高になれば、評価額は減少してしまいます。なので、一概に、為替によっていい影響、悪い影響があるとは断定しがたいです。

為替により資産額にブレが生じるという点はマイナスポイントですが・・・

円高によって資産が減るので、米国株式はだめだという方もいらっしゃいますが、日本株は円高になると価格が下落につながる銘柄多いので、日本株を持っていてもあまり変わらないといえます。円安になれば、同じく逆もまたしかりです。

為替で明確なデメリットといえるのは、購入する証券会社によって、円からドルに両替するときに手数料が発生するため、その手数料分は明確にマイナスといえます。

円と外貨の両替回数を減らし、出来るだけ円高のタイミングで両替し、一度両替したらそのまま長期で持っておくのが大切です。

まとめ

日本株式と米国株式を比較したとき、成長率や配当金の面からみると圧倒的に米国株式の方がいいパフォーマンスを残しています。株主に対する経営者の考えも米国の方が投資家にとってはありがたいです。しかしながら、日本株では、税制面、為替手数料といった面では優れていると考えられます。

米国株式のパフォーマンスと税制面、手数料との兼ね合いはそれぞれ個人の考え方次第ですが、私は米国株式の圧倒的なパフォーマンスを推奨してます！！