米国株式の成長率は??
前回は年ごとの暴騰率から、日本株に1981年から2019年まで投資し続けた場合に、どれくらいの投資利回りを得ることができていたのか計算を致しました。
結果としては39年間の間でリーマンショックによる暴落や、アベノミクスによる急回復を得ながら、平均すると約5.6%のパフォーマンスが期待できるということでした。
日本株でも十分な利回りが確保できていることが、証明されましたが、世界を見渡せば
もっと良いパフォーマンスを見せている国があるのではないでしょうか??
ということで、本日は経済ニュースでも多く取り上げられている、米国株にフォーカスをします。
目次
米国株の成長率は??
それでは、日本の同盟国でもあり、我々にも身近な国である米国の株はどれ程の成長率をしているのでしょうか。私が米国株式を中心に投資する理由が少しは分かって頂けると思います。
https://ecodb.net/stock/dow.html
今回も前回と同じように
1981年~2019年の12月31日の株価からその1年の成長率を計算してみます。
また、今回は、投資をしたことがない方でも1度は聞いたことはあるであろう、ニューヨークダウという指数を基準に計算してみます。
下記1981~2019年までの成長率です。(相変わらず計算大変です。)
1981年 | 1982年 | 1983年 | 1984年 | 1985年 |
-9.2% | 19.6% | 20.2% | -3.7% | 27.6% |
1986年 | 1987年 | 1988年 | 1989年 | 1990年 |
22.5% | 2.2% | 11.8% | 26.9% | -4.3% |
1991年 | 1992年 | 1993年 | 1994年 | 1995年 |
20.3% | 4.1% | 13.7% | 2.1% | 33.4% |
1996年 | 1997年 | 1998年 | 1999年 | 2000年 |
26.0% | 22.6% | 16.0% | 25.2% | -6.1% |
2001年 | 2002年 | 2003年 | 2004年 | 2005年 |
-7.1% | -16.7% | 25.3% | 3.1% | -0.6% |
2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 |
16.2% | 6.4% | -33.8% | 18.8% | 11.0% |
2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 |
5.5% | 7.2% | 26.4% | 7.5% | -2.3% |
2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | |
13.4% | 25.0% | -5.6% | 22.3% |
以上の年間成長率を平均すると約10%です!!
日経平均の成長率約5.6%と比べると年間4%程度の違いが出ています。
ここまで差が出た大きな理由を考察してみます。
米国株式と日本株式の差は??
果たして、米国と日本の差はどこで起きたのでしょうか?
大きく成長率が下落している年はほぼ、日本株式と変わらないです。
やはり、リーマンショックなど世界的な問題が起きてしまっているときは、世界中で連鎖的に下落してしまい、日本も米国も大きく下落しています。
日本株と比較して異なるのは、1990年代前半のバブル経済崩壊の次期に日本株の成長率は大きく下げているのに対し、米国株式は堅調なパフォーマンスを維持しています。
米国株式は全体的に安定しており、マイナス成長になってしまう年が少なかったです。
まとめ
過去の動きを見ていくと米国株は日本株よりも堅調に推移しており、トータル的なリターンにおいても、平均で年率10%のリターンをもたらしています。
成長率で言えば、日本株よりも米国株の方が投資対象として優れているように思われます。次回は、成長率以外の観点から日本株と米国株の比較を行っていきます。