株式の基礎勉強~ディフェンシブ銘柄って何~
前回記事では米国株式を学んでいく上で避けては通ることの出来ないセクターについて説明させていただきました。
セクターについて知ることで、大まかな株価の変動や景気の流れを見ることができます。
今回は、前回少し触れさせていただいたディフェンシブ銘柄について解説をしていきます。
ディフェンシブ銘柄とは不景気の中でも、業績が落ちにくい企業の株のことです。
業績が落ちにくいということは、株価に関しても下落しにくいといえます。
もちろん、業績がそこまで落ちなくても、周りの株の下落につられて、下落してしまうこともあるでしょう。
しかし、一般的に考えれば、業績の下落が限定的であれば、株価の下落も限定的になるといえます。
具体的なディフェンシブ銘柄
一般的に、具体的なディフェンシブ銘柄に該当するセクターは生活必需品、ヘルスケア、公共事業の3セクターといわれています。
それぞれのセクターごとに具体的な銘柄をみていこうと思います。
・生活必需品
コカ・コーラ、ウォルマート、フィリップモリスといった銘柄が有名どこです。
みなさんも聞いたことある会社だと思います。
コカ・コーラに関しては説明不要ですよね。
ウォルマートは世界最大のスーパーマーケットチェーンですし、フィリップモリスは世界最大のたぼこメーカーとして有名です。
不景気になったからといって、コカ・コーラを飲む人が0になることはないですし、生きていくためには、食品が必要です。そのため、不景気の真っ只中でも堅調な業績をキープすることが期待されるのです。
・ヘルスケア
ジョンソン・エンド・ジョンソン、ファイザー、アッヴィなどがあげられます。
生活必需品銘柄出例示した企業より世間に知られていない会社が多いかも知れません。
かく言う私もジョンソン・エンド・ジョンソンという名前は知っていたものの、自分の使ってるコンタクトレンズがジョンソン・エンド・ジョンソン製というのは投資の勉強を始めてから知りました。
ファイザーについても新型コロナウィルスのワクチン関連のニュースで名前を聞いたことがある方も多いと思います。
・公共事業
サザンカンパニーやデュークーエナジーといった企業名があげられます。
投資をやっている方でないと、正直聞き慣れない、会社名ですが、電力やガスといった、生活になくてはならないインフラに関する事業を行う企業です。
以上が代表的なディフェンシブ銘柄となりますが、一般消費財セクターのP&Gやマクドナルドなども不況に強いディフェンシブ銘柄ということもできるので、一概にすべてをくくることができないということは覚えておきましょう。
大事なことは自分の頭で、どんな事業であれば、不況に強いのか、逆に好景気に波に乗りやすいのかということを考え、自分中で納得することです。
自分で考えた結果であれば、もし、失敗したときもあきらめかつくものです。
まとめ
ここまで具体的なディフェンシブ銘柄について、話をしてきました。
最後にディフェンシブ銘柄の活用方について話をして終わりたいと思います。
結論から言うと個人の考え方次第です。
人によってリスクの許容度も異なるので、資産の変動が怖い方や高配当株でじっくり資産形成を図りたい方は、ディフェンシブ銘柄を厚くするべきですし、キャピタルゲイン重視の積極投資タイプの方はそこまでディフェンシブ銘柄にこだわる必要もないと思います。
ますは、好きな銘柄から投資を始めてみて、試行錯誤するというのが一番いいと思います。
もともこもないような結論ですが、百聞は一見にしかず、習うよりなれろという考えが大事になります。
「とりあえずやってみる」というのが一番のポイントです。